十日町の節季市

十日町市の節季市(せっきいち)をご紹介します。
江戸時代に始まったと言われています。農家の人が冬仕事に竹や稲わらで作った生活用品や民芸品を持ち寄って販売・交換したのが始まりと言われています。むしろや菰、わらぐつ、蓑、笠などのわら細工、竹籠・箕などの竹細工など。近年は、漬物や乾物、お菓子なども。
この市は別名「ちんころ市」ともいわれています。「ちんころ」とは狆などの子犬のことを言い、子犬をはじめ干支などを米粉(新子)で作ったものをいいます。十二支をはじめ最近ではいろんなものが作られています。これを持ち帰り玄関などに飾っておきます。次第に乾いてきてひびが入ってきます。ひびの入るのが多いほど幸福になると言われています。
最近はコロナウイルスの感染の影響で規模も場所も替え、15日と22日の2日間だけの開催でしたが、多くの皆さんが買い求めていました。コロナが終息して以前のようないろんなものが並ぶ節季市になるといいですね。

火の用心チンコロ